この3日間で、岩手、宮城、福島、茨城、千葉の位置関係をすっかり覚えてしまいました。こんなに東北地方を近くに感じたことはありません。いえ、現実はもっともっと厳しいものなのですが、感じることはとても大切だと思います。
テレビをつけっぱなしは節電になりませんので、ずっとラジヲを聞いています。もっとも私たち西日本の電気では周波数が違うので実際に電気を送ることは現実的でないようなのですが…でも、節電せずにはいられません。
淡々と、正確に、冷静にあらゆる情報を流してくれるラジオを聞いているとき、津波に遭った被災者の方のインタビューが流れてきました。生々しく身につまされる話です。その話を受けてアナウンサーの方が話すのですが、絶句していました。声を絞り出すように、「ここはいい漁港で…魚を捕って生活している、なにも悪いこともしていない、普通の方々がこのように一瞬にして…」と覚えている範囲で書きましたが、冷静なアナウンサーの声が震えていて、思わず聞き入ってしまいました。「すみません、ちゃんと伝えます。伝えていきます。」とその後はまたしっかりした口調で情報を伝え始めたアナウンサー。じんとしました。
他にも、夜遅いラジオでは、被災者に温かく呼びかけるような言葉かけも聞けます。ラジオっていいな。単三電池を備蓄しとかなきゃ。
電気が送れないとなると、今出来る応援は募金でしょうか。あと、被災地の痛みを感じて、いつも心に留めておきたいです。