読んだ!

邦訳7巻を読み終えました。何回読んでも、33章以降はすごいよねえ。
"Look... at... me..." が、「僕を…見て…くれ…」と訳されていました。わたしの感動したセリフの一つです。松岡さんのあとがきによると、このセリフを訳すのに数日かけたとか。数日かけるというのは、ちとオーバーなような気もしますが…。
さらっと読むとなんでもないセリフですが、深い言葉です。"me"が「僕」と訳されているとこがポイントかな。ハリーに対してはいつだって「我輩」という一人称を使っていましたが、ここでは「僕」です。ハリーに対して言っているのではないということですよね。ああ、切ないなあ、もう。
ちなみに…原書を読んでみて特に思うのですが、「我輩」ではなくして、せめて「私」にしてはどうだ?